ワックスペンで使いやすくおススメなのは?
前回記事で紹介した彫金用ワックス。
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こういうロウを溶かして固めたようなもの |
原型制作に欠かせない物ですが、想像以上に硬かったりします。
それでスパチュラとか彫刻刀などを使って任意の形に削っていくのですが、そこで無くてはならないツールがもうひとつ。それは、
「ワックスペン」
です。ワックスはロウを溶かして固めたような素材なので、ワックスペンは熱によって造形ができる便利なツールです。
↓私が購入したのがコレ
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ハープ ワックスペン |
本体がコンパクトで机の上でも場所をとらないし、パワーのオンオフが楽で、温度調節もわりと幅広くできます。
株式会社ハープのHPを確認しましたが、温度の正確な値は明言されていませんでした。
それでも弱めにするとワックスが溶けづらくなるし、強めにすればすぐ溶けるので問題ありません。
ペン先の先端工具のラインナップも9種類くらいあるでしょうか。
ハープ ワックスペン先端工具一覧
↓特に重宝するのが、尖っている先端工具。これは本体に付属しているので別売りで買う必要なし。

3種類くらい先端工具をそろえましたが、結局この尖っているやつばかり使っています。
ちょっぴりワックスを乗せたいときなどに役に立ちます。スパチュラは安物を購入しましたが、ワックスペンはわりと拘りたいところです。
使い方などは株式会社ハープのHPで紹介動画があります。
株式会社ハープ 直リンク
いきなり高い工具を使ったので安いワックスペンは使い勝手がわかりませんが、

こういう安物の電池式のワックスペンもあります。でもこれだと先端工具の形からするとただ溶かすだけでワックス造形はしづらいかもしれません。使ってないからわからないけど。

これなんてかなりよさげ。値段もハープ社製の半分くらいだし。

別売りの先端工具も6本セットで2000円とは。
ちなみにハープ社製の先端工具は1個で1000円前後するので結構馬鹿にならないです。
本体付属の尖ったペン先だけでも充分なんですが。
それでハープ社製の先端工具は高いので、だったら金属製の細いパイプを買って自分で先端工具を作っちゃおうと思い、ホムセンに細いパイプを探しにいきましたが、内径2mmの細いパイプって売ってないんですよね。
ネットでも探してみましたが内径2mmの金属製のパイプは見つかりませんでした。
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これがペンを刺す部分 |
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電子ノギスで内径を測ると2mmでした。 売ってないんだよなあ。内径2mmのパイプ。 |
結局本体付属の尖ったペン先しか使っていないので先端工具を種類を増やすことはあきらめましたけど。
ワックスペンを使っていてちょっと不便だなと思うのが、あっつあつになっているワックスペンの置き場所。
さきほどのハープ社のHPにワックスペン専用の「No.9100SA-5 ワックスペンスタンドⅡ」なるものを見つけたのですが、楽天にはありませんでした。
代わりに見つけたのが、これ。
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Harp ワックスペン スタンド 9100SA-2 |
写真が小さくてよくわかりません。ハープ社HPにあった「No.9100SA-5 ワックスペンスタンドⅡ」よりも「Harp ワックスペン スタンド 9100SA-2」の方がたぶん古いと思われますが、「No.9100SA-5 ワックスペンスタンドⅡ」はあまり世の中に出回っていないのかもしれませんね。
楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングのいずれも売っていませんでした。
じゃああっつあつになっているワックスペンをどこに置いているかと言えば
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「お玉置き」byDAISO 100円 |
これで充分。全く問題なし。岡村隆が出てきて「無問題」と言ってくれそうなくらい無問題です。
それでどんな造形ができたの?と聞かれるとちょっとつらいですね。まだまだ私の技術が未熟なもので、、、、、。
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箱座り猫。原型は作れても金属鋳造で 失敗を繰り返しなかなか製品化まで進まない |
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これも箱座り猫。おや?ワックスの色が違うぞ? |
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ノルウェージャンフォレストキャットの置物の途中段階。 このあとちゃんと耳をつけてやっと製品化までこぎつけた |
緑のワックスと黒いワックスの話はまた別の機会に紹介したいと思います。
ノルウェージャンフォレストキャットの金属製の置物の話も別途します。
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